男と女の三角関係

【講座3 三角関係】
まず、不倫の関係ですが、原因の多くは、「エディプス・コンプレックス」です。機能不全の家庭に多く表れます。

例えば、女性として生まれた娘は父親に強い憧憬の念を抱きます。そして、その父親に深く愛されている女性が、自分の母であることに気付きます。父親のような男性と結ばれるには母親のような女性になればいいのだと、母に学び、母を超えようとします。

ところが、両親が不仲であったり、父親が仕事人間で家族を顧みなかったり等、夫婦や親子の関係が不完全な場合があります。すると、母親と特に仲良くなるとか、父親と特に仲良くなる、或いは、両親とも嫌いだと言うことになってしまい、健全な夫婦親子の三角関係(正三角形の三角関係です。)が築けません。

すると、大人になって結婚しても、他人との距離を上手にとれず、不倫をしてしまいます。嫁姑の関係の悪化も、幼児期に夫婦親子の健全な三角関係が作...れていないことが原因です。

これらは、自分自身の幼児期、パートナーの幼児期を退行催眠療法によって探ると良いでしょう。大きな気付きと癒しを得ることが出来ます。

もし、あなたが夫とのコミュニケーションが欠けているとしましょう。この時、女性であるあなたは、話をよく聞いてくれたり、自分のことを正直に話してくれる男性に強く惹かれます。また、あなたと共通の趣味を持っている男性にも、夫にはない魅力を感じることでしょう。

反対に、妻であるあなたが、夫がしてくれることを当たり前と思ったり、喜びや感謝を表さなくなると、夫は小さな事にも感激してくれる若い女性に魅力を感じてしまいます。

また、妻が仕事や子育てに懸命になっているとき、実は夫も妻に自分の方を見て欲しかったのです。しかし、妻は家事が忙しく夫に関心を示さない、或いは、構ってあげる余裕がないとすると、夫は自分に関心を示してくれる女性に惹かれます。
 
夫婦関係がうまくいかなくなったときに、嫉妬や不安、怒りに駆られていると、ますます夫婦の溝を深めます。先ずはあなたから、退行催眠療法を受け、パートナーに自分の幼児期の心の傷が現在の自分を作ってしまったことを話しましょう。そして、パートナーにも退行催眠療法を受けてもらい、お互いの子供の頃から持ち寄ってきた未完了の問題に気付き、癒し合うことが近道です。