横浜の音祭りイベントのキーワードは「ネオクロスオーバー」

 
昨年、横浜で『横浜音祭り 2013』が行われた時の記事が印象に残ったのでピックアップしました。

 

ここでのポイントは、港町・横浜という世界へ開かれた場所柄を活かして、ジャンルを問わず、「クロスオーバー」に音楽祭を展開したということにあると思います。まさにMTSの展開コンセプトも「クロスオーバー」にあるわけですね。

 

(ポイント抜粋)
・(このイベントでは)クラシックからボサノバ、ロック、アニソンまで幅広いジャンルの公演を横浜市各地で開催。クラシックやジャズなど特定のジャンルに特化した音楽祭が多いなか、なぜこのような形態をとっているのか。

 

・特徴は、2ヶ月という実施期間の長さに加えて、クラシックやジャズ、J-POP、アニソンなど、扱われる音楽ジャンの幅の広さ。コンセプトは「ネオクロスオーバー」、「開放感」、「アジア・世界へ」。

 

・(本イベントの)総合ディレクターの新井鴎子氏は、「横浜という土地のもつ、“開放感のある音楽祭”を目指した」と語る。

 

「世界中で音楽祭は行われていますが、どうしても限られた土地やジャンルに留まってしまうケースが多い。もちろん音楽祭の意味を明確にするという点では、そうやってテーマを絞り込むことも有効でしょう。ただ、せっかく横浜で実施するのなら、もっと広く、様々な音楽ファンを巻き込めるものにしたかった」

 

・新井氏は「音楽というツールを使って、地域の活性化を目指したい」と目標を語る。積極的に市民参加を募るとともに、公演自体も、音楽の質を追求するのはもちろん、ジャンルを越えたコラボレーションを重視しているという。

 

音楽の街”を世界にアピールする横浜
http://www.oricon.co.jp/news/2029114/full/

 

今回の横浜音まつりのテーマは「ネオクロスオーバー」です。

◆(質問) 
吹奏楽部部長だった僕としては、かなりどきどきするイベントなのですけれども、横浜らしさというところで局長が今回強調したいところはどこですか。

◎(横浜市文化観光局長) 
そういう意味では、ネオクロスオーバーと開放感、この2つは非常に横浜らしいと思っています。3日住めば、はまっ子と言われるように何でも受け入れるオープンな気質、そこから新しいものを生みだしていくというのが、私は横浜らしさだと考えています。

◆(質問) 
この音祭りは、基本的にいろいろなジャンルの音を集めたミュージックフェスタみたいな感じなのですか。例えば吹奏楽発祥みたいなことを僕は中学のときからずっと言われていたのですけれども、特段これを押すみたいなものではなくて、本当にいろいろなジャンルを集めたものになるのでしょうか。

◎(横浜市文化観光局長) 
我々のセールスポイントとしては、横浜の吹奏楽というのは、1つ大きく出していきたいと思っています。ただ、それ以外にいろいろなコンテンツを考えたり依頼するときに、キーワードとしては、今までにないものという言い方をしています。それはネオクロスオーバーということで、例えば先ほど御説明したようにマリンバと三味線の合奏、しかもそれを山手西洋館でやるということで、新しいものが生み出されないかということを中心に考えております。

◆(質問)恐らくいろいろな自治体が音楽祭をやっていると思うのですけれども、いろいろなことを研究されて、横浜の売りは「ネオクロスオーバー」だと、これは局長の思いなのですか。

◎(横浜市文化観光局長) 
私個人の思いというよりもチームの思いであり、ディレクターである新井鴎子さんの思いでもございます。

http://ameblo.jp/kusamatsuyoshi/entry-11713298523.html